商標登録と特許の違いは?

商標権という言葉と一緒に「特許権」という言葉を耳にしたことがあると思います。この2つはどちらも特許庁が認可しているものなのですが、それぞれに意味合いが違います。
そこで今回は商標と特許の違いについて説明していきたいと思います。

商標登録と特許登録の違いとは

この2つの大きな違いは、権利として保護できる部分にあります。
商標権は、対象となるもののマークを保護します。つまり、目に見える特徴の部分を大きな目印としてそれを権利とします。そのため、ロゴマークであったり、商品の形であったり、可視できる部分を保護してくれる権利となります。

一方特許権は、対象となるものの技術部分を保護するための権利です。
例えば、発明品であったりアイディアであったり、可視することが出来ない部分を指します。そのため、特許は世間的に必要と判断されなければその権利を取得することは出来ません。なので特許よりも商標登録のほうがしやすいと言われているのです。

この2つの他にも似たような権利で、「意匠権」や「実用新案権」、「知的財産権」なども存在しており、それぞれに役割のある権利となっています。
自分の申請したいものがどの権利を得るべきなのか迷う人も多いのですが、その場合も特許庁や相談所で相談することが出来ますので活用してください。

申請すべき権利を間違えてしまうと、商品が悪用されても裁判で有利になれなかったり、不利なことばかりになるので、このポイントを間違えないようにしましょう。

権利が保護してくれる対象を知っておこう

申請すべき権利にはそれぞれ保護してくれる対象がしっかりと定められていますので、自分にとってどの権利が必要となるのか、後々痛い目を見ないためにも確認しておきましょう。

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